教える

TEACHING

宗家藤間流 八世宗家

―引き出しを無限化する―

私は、宗家藤間流の八世宗家として、一門の門弟や歌舞伎役者の方々に稽古をしています。
厳しい時代ですが、門弟には一人でも多く志の高い”舞踊家”として成長してほしいと思っています。
また次世代を担う若手の役者には自分にあった任を見つけて、舞台に立てるよう指導に勤めています。

教えることは、教わる事です。

相手に何かを教えるとき、過去の資料や映像を見て、先人たちの残してきたものを、常に自分の中で繰り返し習い、自らの引き出しを多く持つようにしています。
そうして、それを自らの経験とし、後進に伝えていくことが大切なのです。